プレスリリース
「北太平洋漁業委員会(NPFC)第9回年次会合」の結果について
令和7年3月24日(月曜日)から27日(木曜日)まで、「北太平洋漁業委員会(NPFC)第9回年次会合」が開催され、(1)サンマの資源管理措置、(2)マサバの資源管理措置の採択等が行われました。1.北太平洋漁業委員会(NPFC)とは
北太平洋漁業委員会(NPFC*)は、北太平洋の海洋生態系を保護しつつ、条約水域(北太平洋公海)における漁業資源の長期的な保存及び持続可能な利用の確保を目的とする「北太平洋における公海の漁業資源の保存及び管理に関する条約」(北太平洋漁業資源保存条約)に基づいて設立された地域漁業管理機関です。
我が国の漁船は本条約の条約水域において、サンマ、イカ等を対象とした漁業を行っています。
NPFC:North Pacific Fisheries Commission
2.開催日程及び場所
日程:令和7年3月24日(月曜日)から27日(木曜日)まで
場所:難波御堂筋ホール(大阪府大阪市中央区難波4丁目2-1)(web併催)
3.参加国・地域
日本、カナダ、ロシア、中国、韓国、米国、バヌアツ、台湾、EU(9ヶ国・地域)
4.我が国出席者
福田工(ふくだ たくみ)水産庁資源管理部審議官(我が国代表)、太田農林水産省顧問(NPFC議長)ほか、水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構及び漁業関係団体の関係者
5.結果概要
(1)サンマの資源管理
昨年合意した漁獲管理規則(直近の資源水準から漁獲上限が算出されるものの、毎年の漁獲上限の変動幅は対前年比1割以内)に基づき、2025年の公海における漁獲上限を135,000トンから1割削減し、121,500トンに設定(分布域全体の年間漁獲量は、同225,000トン以内から202,500トン以内に抑制)されることとなりました。
(2)マサバの資源管理
公海におけるマサバの漁獲上限を10万トンから約3割削減し、7.1万トンに設定する措置が合意されました。
6.その他
<添付資料>北太平洋漁業委員会(NPFC)の概要(PDF : 122KB)
お問合せ先
資源管理部国際課
担当者:田上、内田
代表:03-3502-8111(内線6747)
ダイヤルイン:03-3591-1086