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プレスリリース

「日ロ漁業委員会第41回会議(日ロ地先沖合漁業交渉)」の結果について

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令和7年5月30日
水産庁
令和7年5月30日(金曜日)、ウェブ会議により「日ソ地先沖合漁業協定」に基づく「日ロ漁業委員会第41回会議」が開催され、漁獲割当量等の操業条件等について妥結しました。

1.概要

「日ロ漁業委員会」は、1984年に発効した「日ソ地先沖合漁業協定」(※)に基づいて設置されているものです。毎年、翌年の日ロ双方の200海里水域における相互の漁船の漁獲割当量等の操業条件等について協議しています。
今回は、令和6年11月25日(月曜日)から11月29日(金曜日)まで及び12月19日(木曜日)から12月20日(金曜日)まで、ウェブ会議により行った協議に引き続いて開催されたものです。
(※)正式名称は「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定」です。

2.開催日程

日程:令和7年5月30日(金曜日)〔ウェブ会議〕

3.出席者

日本側:魚谷敏紀(うおや としのり) 水産庁資源管理部長(日本政府代表)ほか、
 外務省、水産庁、北海道庁等及び関係する漁業団体の関係者
ロシア側:ヤコヴレフA.V. 連邦漁業庁副長官(ロシア連邦代表)ほか
 外務省、連邦漁業庁、連邦保安庁国境警備局等の関係者

4.結果概要

今回は、令和7年の日ロ双方の200海里水域における相互の漁船の操業条件等について協議が行われ、以下の内容で妥結しました。

1.令和7年(2025年)の日本200海里水域におけるロシア漁船の主な操業条件

(相互入漁)
(1)漁獲割当量22,000トン(前年44,000トン)
(2)主な魚種別の割当量
 サバ10,000トン(前年32,000トン)
このうち、沿岸側(東経143度以西)の海域では8,000トンを上限
 マイワシ10,000トン(前年同)
 イトヒキダラ2,000トン(前年同)
(3)総隻数68隻(前年79隻)
(4)ロシア漁船に対する操業規制
サバ・マイワシを対象とするロシア漁船について
(ア)茨城県沖(北緯37度から北緯35度44.9分まで)12から13マイルの海域においては操業を禁止。茨城県沖13から15マイルの海域においては、16時から20時までの時間帯の操業を禁止。
(イ)全てのロシア漁船は、
日本漁船との間に、茨城県沖13から15マイルの海域においては最低2マイル、それ以外の海域においては最低1マイル(可能な限り2マイル)以上の船間距離をとる。
(ウ)
日本水域全域において3月16日から11月14日まで(ただし、北緯40度以北の沖合の一部海域は10月31日まで)操業禁止。
(※)茨城県沖における同時入域隻数(6隻)や岩手県北部から福島県南端まで(北緯40度34.65分から北緯37度0分まで)における同時入域隻数(8隻)を制限

2.令和7年(2025年)のロシア200海里水域における日本漁船の主な操業条件
(相互入漁)
(1)漁獲割当量22,000トン(前年44,000トン)
(2)主な魚種別の割当量
 サンマ14,569トン(前年25,824トン)
 スルメイカ2,810トン(前年5,619トン)
 マダラ810トン(前年3,200トン)
(3)総隻数585隻(前年同)
(有償入漁)

(1)漁獲割当量マダラ等694.66トン(前年同)
(2)総隻数22隻(前年同)
(3)見返り金約2,694万円(前年同)

5.参考

令和6年11月25日付けプレスリリース「日ロ漁業委員会第41回会議(日ロ地先沖合漁業交渉)」の開催について:水産庁

令和6年11月29日付けプレスリリース「日ロ漁業委員会第41回会議(日ロ地先沖合漁業交渉)」について:水産庁

令和6年12月20日付けプレスリリース「日ロ漁業委員会第41回会議(日ロ地先沖合漁業交渉)」について:水産庁

〈添付資料〉
操業水域概念図(PDF : 82KB)

お問合せ先

資源管理部国際課

担当者:牧、吉野
代表:03-3502-8111(内線6744)
ダイヤルイン:03-3502-8453