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栄養塩類対策に関する研究

栄養塩類(窒素、リン等)は、海藻類の成長や、魚類や二枚貝の生産を支えるプランクトンの増殖に必要となるものです。
近年、瀬戸内海等においては、流入する栄養塩類の削減が進んできた中、栄養塩類の減少等がノリの色落ちや魚介類の減少の要因となっている可能性が示唆されています。
このようなことから、栄養塩類については、海底耕うん、下水処理場の能動的運転管理等による供給を含む管理に向けた取組が行われており、これに資する科学的知見が求められています。
水産庁では、研究機関等と連携し、栄養塩類が水産資源に与える影響に関する調査・研究や、栄養塩類の供給手法の開発等に取り組んでいます。
ここでは近年の栄養塩類対策に関する研究成果を紹介します。

伊勢湾・三河湾における栄養塩類管理方策の提言(栄養塩類管理の必要性について)(令和6年8月)

伊勢湾・三河湾における栄養塩類管理方策の提言(栄養塩類管理の必要性について)(令和6年8月)(PDF : 8,409KB)
目的
漁獲量
・生産量の推移と現状
ノリおよびアサリに必要な栄養塩類濃度
・伊勢湾・三河湾の栄養塩類の現状
・栄養塩類と水環境との関係
・栄養塩類管理方策の提言

栄養塩の水産資源に及ぼす影響の調査 事業成果ダイジェスト(令和5年3月)

栄養塩の水産資源に及ぼす影響の調査 事業成果ダイジェスト(令和5年3月)(PDF : 5,150KB)
栄養塩等の水質環境が二枚貝等の餌となる底生性の微細藻類に及ぼす影響の解明
栄養塩等の水質環境が二枚貝の生産力に及ぼす影響の解明
栄養塩等の水質環境が藻場の生物生産力等に及ぼす影響の解明
栄養塩等の水質環境が植物プランクトン等の低次生産に及ぼす影響の解明
栄養塩等の水質環境が小型魚類の餌料環境に及ぼす影響解明
水質環境及び餌料環境と小型魚類生産量との因果関係の評価
栄養塩管理方策の検討

栄養塩からみた漁場生産力回復手法の開発(事業成果ダイジェスト)(令和5年3月)

栄養塩からみた漁場生産力回復手法の開発 事業成果ダイジェスト(令和5年3月)(PDF : 9,813KB)
・備讃瀬戸ノリ養殖漁場における海底耕耘等による生産力回復手法の開発
・播磨灘南部から備讃瀬戸海域ノリ養殖漁場における施肥による生産力回復手法の開発
・紀伊水道西部及び周辺海域のノリ・ワカメ養殖漁場における施肥による生産力回復手法の開発
・燧灘西部アオノリ養殖漁場における施肥による生産力回復手法の開発
・ノリ養殖場における新技術を用いた監視手法の開発

ノリ、ワカメ養殖場における栄養塩供給技術実証試験事例集(平成30年3月)

ノリ、ワカメ養殖場における栄養塩供給技術実証試験事例集(平成30年3月)(PDF : 4,122KB)
・瀬戸内海東部の栄養塩環境とノリ生産の現状
・漁場の海域特性に適した栄養塩供給技術の開発
・臨海部の下水処理施設の栄養塩管理運転によるノリ漁場への栄養塩供給
・海底耕耘による栄養塩供給技術
・ノリスカートを用いた施肥による栄養塩供給技術
・燧灘西部ノリ養殖場における施肥による栄養塩供給技術
・ワカメ養殖における施肥技術

瀬戸内海東部におけるノリ、ワカメ養殖のための栄養塩管理に向けて(平成27年3月)

瀬戸内海東部におけるノリ、ワカメ養殖のための栄養塩管理に向けて(平成27年3月)(PDF : 5,181KB)
・瀬戸内海東部の栄養塩環境とノリ生産の現状
・備讃瀬戸における窒素・リンの動態解明と栄養塩の有効利用技術の開発
・播磨灘北部海域における窒素・リンの動態解明と栄養塩の有効利用技術の開発
・播磨灘南部海域における窒素・リンの動態解明と栄養塩の有効利用技術の開発
・紀伊水道における窒素・リンの動態解明と栄養塩の有効利用技術の開発
・大阪湾における形態別窒素の動態と播磨灘への栄養塩供給
・瀬戸内海東部海域に流入する主要河川の水質の時系列解析と加古川下流域における窒素・リンの存在形態の解明
・底層における窒素・リンの動態と珪藻の生態学的機能の解明
・安定同位体比を用いたノリ漁場への栄養塩供給源の推定
・瀬戸内海東部における栄養塩動態の把握とノリ養殖等のための栄養塩管理

お問合せ先

増殖推進部漁場資源課

ダイヤルイン:03-3502-8486

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