プレスリリース
「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第87回会合(再開会合)」の結果について
平成26年10月27日(月曜日)から、ラホヤ(米国)で開催中の「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第87回会合(再開会合)」において、太平洋クロマグロの保存管理措置について、2015年及び2016年の商業漁業の年間漁獲上限を3,300トンとすること等が合意されました。
1.全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)について
「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC*)」は東部太平洋のかつお・まぐろ類資源の持続的利用を目的とする地域漁業管理機関です。
IATTC: Inter-American Tropical Tuna Commission
2.開催日程及び場所
日程:平成26年10月27日(月曜日)から(一部議題について継続協議中)
場所:ラホヤ(米国)
3.参加国・地域
日本、韓国、米国、台湾、EU、ベリーズ、コロンビア、コスタリカ、エクアドル、エルサルバドル、フランス、グアテマラ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、ペルー、バヌアツ、ベネズエラ(16ヶ国+EU、台湾)
4.我が国出席者
神谷崇 (こうやたかし) 水産庁 資源管理部参事官(政府代表)、遠藤久 (えんどうひさし) 水産庁 資源管理部審議官ほか、水産庁、独立行政法人 水産総合研究センター及び関係業界の関係者
5.合意概要
太平洋クロマグロの保存管理措置について、以下の内容が合意されました。
(ア)商業漁業については、2015年及び2016年の年間漁獲上限3,300トンを原則とし、2年間の合計が6,600トンを超えないように管理する。
(イ)30キロ未満の漁獲の比率を50パーセントまで削減するよう努力し、2016年の年次会合において2015年の操業結果のレビューを行う。
(ウ)遊漁については、2015年に商業漁業と同等の削減措置を取り、委員会に報告する。
(エ)委員会は漁獲証明制度(CDS*)の設立にむけ協力する。
CDS: Catch Documentation Scheme
(オ)2017年以降の措置については2016年の年次会合において検討する。
なお、事務局長の選出方法については継続協議中です。
6.条約水域における我が国漁船の操業状況
はえ縄漁船約90隻が、メバチ12,463トン、キハダ3,203トンを漁獲(クロマグロの漁獲はない)。
7.その他
(参考1)
東部太平洋クロマグロの現行の保存管理措置(2014年)
商業漁業については、5,500トンの漁獲枠。
(5,000トン+伝統的漁業国(米国)への特別枠500トン)
遊漁については、規制なし。
(参考2)
平成26年10月27日付けプレスリリース「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第87回会合(再開会合)」の開催について」
お問合せ先
資源管理部国際課
担当者:竹田、樋渡
代表:03-3502-8111(内線6746)
ダイヤルイン:03-3502-8460
FAX:03-3504-2649