渚泊(なぎさはく)の推進
お知らせ
漁港漁村における交流の推進に向けた基本構想
本基本構想は、漁港漁村での交流の推進について、全国各地での実施例を参考に、推進にあたっての考え方やその取組の内容を整理しております。漁業者や水産加工業者等の水産業に関わる方々のほか、漁港漁村の自治体職員や地域づくりなどに関わる方々に参考としていただきたいと考えております。
漁港漁村における交流の推進に向けた基本構想
A:渚泊取組参考書
渚泊に取り組む地域や、新たに渚泊の取組を始めようとする地域が、持続的にビジネスとして実施できる体制を構築できるよう、渚泊を持続的に実施していく上での課題と解決方法や全国の渚泊の取組事例を取りまとめました。本書が、渚泊に取り組む地域の一助となり、渚泊が持続的に取り組まれ、漁村の活性化のきっかけとなることを期待しています。
渚泊推進対策取組参考書
渚泊取組事例集
B:漁業地域・漁港におけるクルーズ船受⼊れマニュアル
渚泊推進の一助として、漁業地域・漁港における今後のクルーズ船の受入れを推進する目的で「クルーズ船受入れマニュアル」を作成しました。
漁業地域・漁港におけるクルーズ船受⼊れマニュアル
観光等を通じた漁港漁村の活性化に係る民間企業等とのコラボ意向調査結果
水産庁では、漁村の活性化を図るため、漁村・水産業がもつ地域資源を活かした滞在型旅行「渚泊」等の観光・交流を推進しています。
これらの取組において、一層漁村への来訪者を増やすためには、地元(行政や漁業関係者)が、民間企業等多様な事業主体とコラボし、外部の目線を入れるとともに、そのノウハウ等を活用することが重要であると考えています。
そこで、観光等を通じた漁港漁村の活性化に取り組むにあたり、民間企業等とのコラボを希望する地元(市町村や漁業関係者)の意向調査を行いましたので、その結果を公表します。
本調査結果をご覧になり、各団体との連携にご関心がある民間企業等は、以下の問合せ先までご連絡ください。
観光等を通じた漁港漁村の活性化に係る民間企業等とのコラボ意向調査結果
1.渚泊(なぎさはく)について
「渚泊」とは、漁村地域における滞在型旅行のことです。
漁村地域には、都会ではきっと経験することのできない魅力的な観光資源で溢れています。
例えば、獲れたての新鮮な魚介類やそれを使った地元料理があり、その地域の前面、周辺には海はもちろんのこと、日本の原風景とも言える素晴らしい景色があり、日本の伝統を伝える漁業をはじめとした産業・文化に触れることができます。
水産庁は、都市と漁村地域の一層の交流を図るとともに、漁村地域の活性化を図るため全国における「渚泊」の取組を推進しています。
なお、農林水産省としては、農山漁村における滞在型旅行を「農泊」として推進しており、特にその中で、漁村地域におけるものを「渚泊」と呼んでいます。
「農泊」についてはこちら
2.渚泊で体験できること
渚泊では、漁村ならではの宿泊体験に加えて、近隣のレストランや飲食店で地元の食材や伝統料理を味わったり、直売所で買い物をしたり、加工品作りや漁業体験、マリンレジャー、絶景など漁村での生活をまるごと体験することができます。
泊まる
古民家や廃校などの宿泊施設で地元の人と語り合うなど漁家の暮らしをそのまま体験。
遊ぶ
磯遊びなどの自然体験やお祭り、マリンアクティビィティなど漁村には楽しいコンテンツがいっぱい。
食べる
四季折々の新鮮な食材はもちろん、伝統料理など地域ならではの美味しいものがたくさんあります。
体験する
海釣りや地曳き網などの漁業体験、魚捌きや加工品作り体験など様々な体験ができます。
見る
きれいな海、青い空。夕日や夜の漁火など漁村には息をのむ絶景があふれています。
他にも漁協や観光協会などの各地域が発信している漁村情報発信ポータルサイトはこちら〔外部リンク〕
3.渚泊に取組む地域への支援制度について
農林水産省は、「渚泊」を含む農山漁村滞在型旅行(農泊)を推進するため、地域の受け入れ体制の構築や観光資源の磨き上げなどのソフト対策や古民家等の遊休施設を活用した宿泊施設等のハード整備を支援*しています。
事業の概要、公募情報等についてはこちら
*農山漁村振興交付金のうち、「農泊推進対策」として支援しています。
お問合せ先
漁港漁場整備部防災漁村課
担当者:推進班
ダイヤルイン:03-6744-2392