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水産庁

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藻場・干潟ビジョン

  藻場・干潟は、水産生物の産卵、幼稚仔魚の育成・餌の確保の場として水産資源の維持・増大に大きく寄与するとともに、海水中の水質浄化機能に優れており、水産資源を確保する上で重要な役割を果たしています。

  水産庁は、実効性のある効率的な藻場・干潟の保全・創造対策を推進するための基本的な考え方を「藻場・干潟ビジョン」としてとりまとめ、地方公共団体等が本ビジョンに基づいて各地域の特性を織り込んだ「各海域の藻場・干潟ビジョン」を策定する際の基本的な指針として、平成28年に初版を策定しました。

  令和5年、藻場・干潟の保全活動を行う漁業者等の高齢化や担い手不足に加え、ブルーカーボン生態系としての藻場・干潟の重要性や保全活動への社会的な関心の高まり等を踏まえて、各海域における持続可能な保全体制を構築するとともに、カーボンニュートラルにも資するよう、本ビジョンを見直すこととしました。
  見直しにあたり、水産政策審議会漁港漁場整備分科会でご意見を伺うとともに、初版策定時の委員の方々などの学識経験者等からのご意見を踏まえて、第2版として改訂しました。

(改訂のポイント)
○藻場・干潟の機能
・藻場・干潟の二酸化炭素の吸収源としての機能の重要性を明記
○新たな知見の導入
・海水温上昇を踏まえた海藻種の選定、広域的なモニタリング技術の導入
○多様な主体による保全活動への参画とカーボンニュートラルへの貢献
・多様な主体による参画を促進する取組(ボランティア、教育機関、民間企業等との連携)を推進
・カーボンニュートラルへの貢献を評価・発信、社会的な関心の高まりを捉えた民間企業等との連携(カーボンクレジット制度等の活用)
○ビジョンの共有及び取組成果の発信
・策定した各海域のビジョンの公表・共有を推進

(改訂履歴)
初版:平成28年1月
第2版:令和5年12月

お問合せ先

漁港漁場整備部計画課
代表:03-3502-8111(内線6843)
ダイヤルイン:03-6744-2387
FAX:03-3581-0326