3 漁業取締体制の強化

資源管理の効果を上げるためには、資源管理のルールの遵守を担保することが必要であり、我が国周辺水域における安定的な操業秩序を確保するため、違法外国漁船等の対策を図りました。令和3（2021）年度は、新たに2隻（1隻は2,000トン級を増隻、1隻は499トンから900トン級に大型化）の大型漁業取締船を竣工させ、取締能力を強化するとともに、漁業監督官の実務研修等による能力向上を図りました。

また、限られた取締勢力を有効活用していくために、VMS（衛星船位測定送信機）の活用や衛星情報等の漁業取締りへの積極的活用、さらには、水産庁や海上保安庁等関係省庁間の連携の下、重点的・効率的な取締りを図りました。

さらに、沖縄県糸満漁港に漁業取締船が係留できる岸壁の整備を進めました。