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水産庁公式ブログ「アワビのステーキ食べてみたいよね」2019年7月分

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【7月31日 水辺での注意点】

ついに長かった梅雨が明けましたね。
本格的に海や川の季節が来ました。


さて、水辺での注意点。
水辺での事故を防ぎ、一生に一度の夏休みの思い出を作ってくださいね。


・日焼け・紫外線対策をしっかりしよう
(日焼け止め、帽子、サングラスやラッシュガードを適宜使用)

・熱中症予防をしよう
(こまめな水分・塩分補給、日陰で定期的な休憩)

・溺れないように気を付けよう
(ライフジャケット、浮き輪の活用、波が高い・増水している日や離岸流が発生しやすい場所での遊泳は控える、自分の遊泳能力をわきまえる)

・危険生物に触らない(エイ、クラゲ、ヒョウモンダコ、ガンガゼ、オコゼ等。マリンシューズがお薦め)

・路上駐車は厳禁

・貴重品は厳重に管理

・ゴミは持ち帰ろう

・ビーチや河原での地域ルールを守る

・居眠運転には注意

 

【7月19日 子供霞ヶ関見学デーイベント ~世界に1つだけの水槽をデザインしよう!~】

   ◯企画内容
・開催日 :8月7日(水曜日)~8日(木曜日)
・講演回数 :1日3講演
(1講演1時間程度10時30分、13時00分、15時00分)
※2日目の15時00分は無し。
・対象者 :1回5名(幼児(年中)以上~中学生以下)
※幼児(年中)以上~小学生以下は親同伴であること
・賞 :水産庁長官賞を授与(賞状)
・講師 :専門家(An aquarium.志藤代表)+水産庁職員
・協力企業 : An aquarium.、神畑養魚株式会社

神畑養魚株式会社
神畑養魚株式会社ロゴ

◯趣旨・目的
水槽に土、石、苔、水草、流木等を使い、世界に1つだけのアクアリウム、アクアテラリウム水槽をデザインする企画。
理科・生物離れがささやかれる昨今、水槽をデザインすることによって、子どもたちに生物の美しさ、楽しさ、自然の大切さを味わってもらい、小さな自然を身近に感じることで、好奇心、観察力、想像力、発想力を育てることを目的とする。

◯整理券の配布について
本企画への参加は、事前に配布された整理券を入手した者(5名若しくは5家族)に限定します。
整理券については、10時、12時30分、14時30分(2日目の14時30分は無し)に会場(資源管理部第1会議室)前で先着順配付しますので、お並びください。

配置図1

配置図2

◯デザイン例
デザイン例


【7月17日 水産庁による漁場整備について】

   水産庁では、日本の沖合域(排他的経済水域内)において、水産資源の生産力を向上させ、水産物の安定共有を図るための魚礁設置による漁場整備を行っています。

   先日工事を行った日本海西部地区(兵庫県、鳥取県、島根県の沖合域)では、約80km沖合の水深400~500mの海底にズワイガニなどを対象とした保護育成礁を整備するための魚礁を据付けました。

   保護育成礁とは、2km四方の範囲にズワイガニなどの隠れ場・餌場になる魚礁を据付け、その範囲を保護区とするものです。これまでに整備した保護育成礁の中では、ズワイガニの親ガニや稚ガニが多数生息しており、整備していない場所と比較すると生息密度が2倍以上に増える効果が確認されています。

【保護育成礁のイメージ】
保護育成礁のイメージ

【保護育成礁に集まるズワイガニ】
保護育成礁に集まるズワイガニ

【保護育成礁に生息している親ガニと稚ガニ】
保護育成礁に生息している親ガニと稚ガニ

   魚礁の設置に当たっては、計画座標に精度よく魚礁を設置する必要がありますが、これがとても難しいのです。現場海域は水深が400m~500mと非常に深いので当然ながら目標を目視することはできません。また、海流の影響によりクレーンで吊った魚礁は真っすぐ下りていきません。さらに、作業船自体にも波や海流の影響があるので一箇所に留まることすら簡単ではありません。

   この工事の難しさを身近なもので例えてみると、「歩道橋の上から目隠し状態で吊り下げたリンゴを座布団の上に置く」というスケールのイメージになります。みなさんには出来そうですか?

  これでも足場が動かない分、実際の工事より簡単です。

【工事を身近なもので例えた図】
【工事を身近なもので例えた図

では、実際の工事はどのように行っているのでしょう?
作業船を計画座標まで移動させることはGPSがあるので難しくありません(片道5時間もかかりますが…)。問題は、(ア)不安定な海上でどうやって作業船を位置固定するか?(イ)魚礁の水中位置をどう把握するか?のふたつになります。

(ア) 作業船の位置固定
作業船が流されると当然吊り下げている魚礁も動いてしまうので、作業中は作業船が流されないように位置を固定する必要があります。位置固定の方法はいろいろありますが、今回使用した作業船にはDPS(自動定点保持機能)という装置が備わっており、流される方向に応じて4基のスクリューが前後左右に推進力を自動コントロールすることによって船体位置をしっかり固定することが出来ます。

【定点保持しながら魚礁を吊る作業船】
定点保持しながら魚礁を吊る作業船

(イ) 魚礁の水中位置の把握
海中では電波が急激に減衰してしまうため、水中に吊り下げた魚礁位置をGPSで把握することはできません。そこで、魚礁を吊るクレーン先端に水中トランスポンダーという装置を取り付け、船体に取付けた受信機との間を音波でやり取りして相対位置を把握します。この情報を作業船のGPS座標と紐づけることで、魚礁の水中位置を正確に把握することが出来ます。

このような最新技術を駆使することで、実際の工事では計画座標に対して±5m以内という高い精度での据付が出来ました。先ほどの身近なものの例えで表すと、座布団どころかCDの上にリンゴを乗せられるすごい精度なのです。

水産庁では、引き続き安全に配慮しつつ精度の高い工事を行い、水産資源の保護・育成を進めていきます。


【7月10日 水産庁職員あるある30選!】

私にとって水産庁は家であり、職員は家族だと思っていますが、今日はそんな面白い家族たちにフォーカスした「水産庁職員あるある」をドドーンと30選ご紹介します。

1.刺身を見て、魚種及び産地を当てたがる。
2.お刺身盛り合わせだととにかくうるさい。
3.水族館でも間違いなくうるさい。
4.魚の姿煮が出てくると解剖する。
5.ラインでやり取りすると、魚のスタンプが返ってくる。
6.SNSのアイコンが大体釣った魚と一緒に映った写真。
7.港町のことを「浜」と呼びがち。
8.海・川・湖沼・水たまり等があると魚を探しがち。
9.会社で落ち込んでも、魚とお酒を飲めば忘れがち。
10.幹部との壁なさすぎ。
11.出張のお土産にご当地缶詰など魚関連商品を選びがち。
12.庁内に複数の釣り同好会が存在する。
13.水産雑学について競いがち。
14.全国津々浦々の美味しいみなと食堂を押さえがち。
15.スーパーに行くと必ず鮮魚売り場に立ち寄る。
16.絵の魚が右向きだとムズムズする。
17.急に海が見たくなる。
18.自前のカッパと長靴を持っている。
19.飲み会の一発芸は魚のマネ。
20.海を題材にした歌一曲は歌える。
21.仕事のストレスや寝不足があろうと、週末は朝4時に起きて釣りに出かける。
22.趣味が釣り率が非常に高い。なので魚を捌ける率も非常に高い。
23.「一番好きな魚は?」と聞かれても答えられない。
24.「入省試験で、アジとイカを捌かされた」と嘘をついても、「そうなんだ」と納得される。
25.共働き家庭のことを「二馬力」ではなく「二艘曳き(にそうびき)」という
26.昼の弁当を買う時に魚介入りの方を選んでしまう。
27.物を捨てるときに、「それ投げといて」とか「レッコして」という。
28.職場に必ず魚をおろす包丁が有る。
29.「IQ」と言われて「知能指数」と思う人間がほとんどいない。
30.「海や魚が好き!」って言われると「お前いい奴だな!」ってなるほどチョロい。


【7月5日 パパさかな大使検定を受けてみた】

ある日、職場の友人に日本さかな検定を受けてきた旨を伝えると、
https://www.jfa.maff.go.jp/j/koho/blog/201907.html#a1

「じゃ、パパさかな大使検定も受けた?え!まだ受けてないの!?へ~(笑)」と言われた。

「パパさかな大使」とは、SAKANA & JAPAN PROJECTを展開する産経新聞社が、パパ料理研究家・滝村雅晴氏と共に、日本の食卓での魚食を推進してゆくプロジェクト。
検定に合格すると「パパさかな大使」という称号が貰える。
https://37sakana.jp/papasakana/
画像1

ホームページによると、このプロジェクトを始めた想いがこのように書かれていた。

私たちは子ども達に魚料理の美味しさを伝え、魚料理の手間もひっくるめて、ママと家事を分担できるパパに「パパさかな大使」として、家庭内の魚食推進を担ってほしいと考えました。
「魚料理=魚をさばく」が入り口では、なかなかとっつきにくいものですが、魚食は文字通り「魚介を食べること」。
調理時間ゼロで、お気に入りの逸品を買って帰っても、出前を取っても外食をしてもいいんです。
大切なことは、家族で魚を美味しく食べること。その時間が家族の思い出として刻まれること。子ども達が大きくなっても、その食卓を忘れず、次の世代に日本の魚食文化の魅力を伝えてほしい・・・少し欲張りな願いを込めて、『パパさかな大使 プロジェクト』は始まりました。

素晴らしい。
「魚をさばくことが入り口ではなく、大切なことは家族で魚を美味しく食べること」に深く同意。
正直、パパさかな大使検定というものを知らなかった。。。これだけ魚を愛し、さらに愛する家族のためにパパとして魚料理を振る舞ってきたのに、私はまだ「パパさかな大使」ではなかったのだ。

パパさかな大使の称号、、、ぜひ欲しい!!

ということで、さっそく受けてみることにした。
画像2

パパさかな大使検定はホームページから受けることが可能で全10問。所要10分程度。
合格したあかつきには、プロジェクトから「パパさかな大使」の認定書として名刺が送られてくるようだ。え、やだ、すごく欲しい。

画像3

うーん、、、難しい。

画像4

うんうん、水族館で魚を見たら美味しそうって思うよね。
去年の夏は朝から晩まで娘の海遊びに付き合わされて真っ黒に焼けたなぁ。コチになるかと思った。
全部正解な気がする。。。

画像5

10問解いたら、必要事項を記入し、プロジェクトに送信。
好きな魚料理を書くのに、問題を解くよりも時間がかかるという。
水産庁職員あるあるですね。

画像6

合否は数日で登録したメールアドレスに届きました。

結果は、、、

画像7画像8

合格!!

本日正式に「パパさかな大使」を拝命しましたので、これからも一層、家族に美味しい魚料理を振る舞い、魚料理を通じて食卓に笑顔を増やしていきたいと思います。

皆さんも「パパさかな検定」を受けてみてはいかがでしょうか。

【7月2日 日本さかな検定を受けてみた」

ある日、職場の友人に、
「えっ!日本さかな検定受けたことがないの!?へ~(笑)」と言われた。

日本さかな検定とは、事務局を務める日本さかな検定協会が実施する検定試験(後援:水産庁)であり、検定という形で魚への関心や知識を深め、世界に誇る日本の魚食文化の魅力の再発見につながることを目的として実施している。愛称は「ととけん」。
http://www.totoken.com/index.html

水産庁の職員は、魚に関する資格や検定を仲間に先を越されて取られると結構ジェラシーを感じてしまう面倒くさい生き物なのだ。

ということで、今年は受けてみることにした。

日本さかな検定

ホームページを見ると、1級から3級まであるようだ。ただし、いきなり1級を受けることは出来ず、1級を受けるには2級を合格していることが条件であるようだ。

大学時代から含め20年魚一筋勉強してきたという自信があったので、思い切って2級を受けることにした。

受験日当日。東京会場は品川にある東京海洋大学。日本さかな検定にふさわしい場所だなと思いながら大学へ向かう。

人気の検定とあって東京海洋大学へ向かう人の行列がすごい。
そんな行列の中に水産庁次長を発見。
声を掛けると、「昨年2級を合格したから今年は1級を受けにきたんだよ。」
さすが次長。すでに2級を持っているご様子。
その他、水産庁の仲間達も10名程1~2級を各々受験しにきていた。

試験会場の東京海洋大学
3級を持っている最年少は5歳だそうです。すごい。。。将来水産庁に来て欲しい。。。

受験にあたり、受験勉強として日本さかな検定公式のガイドブックと副読本があり、こちらを勉強すると受験に役立つそうだ。過去問も購入できるようだ。
http://www.totoken.com/book/index.html

一方、私は自分の持っている知識をそのままぶつけてみたいという考えから今回は勉強無しで挑戦。
いわゆる「俺、勉強してないぜー!」といってコッソリ勉強するキャラではない。あと、本音を言うと、試験日1週間前から風邪を引いてしまいずっと寝込んでいたため勉強できなかったというのもある。

試験会場の様子
なんだか受験って懐かしい。緊張感があってドキドキした。
シャーペンと消しゴムって久しぶりに使った気がする。

試験会場のキャンパスに着くと、たくさんの人達が席に座っており、最後の追い込みだろうか、マーカーで線がびっしり引かれ読み込まれボロボロになったガイドブック等に目を通す人達がおり、今更勉強をしてこなかったことを恥じてしまう。

いざ、試験開始。2級試験の試験時間は70分で100問。
えーと、、、1問42秒!え、短いっ!

1ページ目を開くと6問中3問が分からない。しかも1ページに10分程度を費やしいきなり時間配分が崩壊する。

魚の特徴、魚の呼び方、料理の種類や水産の時事問題など広範囲に出題されており、問題を通して勉強になることが多く、楽しく集中して問題を解くことが出来た。
その中でも私は特に魚の地方名や地域での食べ方などが弱いことが発見できた。やっぱり勉強すればよかった。

結局70分時間いっぱい使ってギリギリ全部解くことは出来た。

試験を終わって日本さかな検定の理事さんにインタビューされ写真を一枚

試験を終わって日本さかな検定の理事さんにインタビューされ写真を一枚撮っていただきました。

翌日、解答が公式サイトで公表されるので自己採点すると85点でした。15問間違えた模様。
合格ラインが70点だそうなので、ホッと一安心。
合格通知は8月頃に届くようだ。

今回の検定を通して一層魚が好きになったし、まだまだ魚について知らない事がたくさんあることが分かった。
魚の魅力、可愛さ、美味しさ、海洋環境の保全の大切さ、そして海で働く漁師さん達の魅力などをたくさん知って、その面白さを皆さんに紹介していく使命感が一層強くなった今回の「日本さかな検定」でした。

皆さんも「日本さかな検定」を受けてみてはいかがでしょうか。
きっと新たな魚の魅力に気づくと思います。

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