プレスリリース
ALPS処理水の海洋放出に関する国際原子力機関(IAEA)の枠組みの下での追加的モニタリングの分析結果に関する報告書の公表
〇国際原子力機関(IAEA)が2025年2月に実施した追加的モニタリングの報告書を発表。 |
国際原子力機関(IAEA)は、2024年9月に我が国とIAEAの間で、IAEAの枠組みの下での従来のモニタリングを拡充することで一致(注1)したことを受け、追加的モニタリングを実施しています。
今般IAEAが、2025年2月実施(注2)の結果に関する報告書を公表しましたので、お知らせいたします。
1.概要
2025年2月20日(木曜日)、国際原子力機関(IAEA)の枠組みの下での追加的モニタリングの一環として、IAEA関係者及びIAEAに選定された韓国、スイス、中国の第三国分析機関専門家が福島県いわき市内の漁港で水揚げされた水産物を選定しました。選定された水産物は、日本の分析機関、IAEA関係者及び第三国分析機関が個別に分析を行い、IAEAが分析結果に関する報告書を2025年10月6日(月曜日)に公表しました。本報告書において、参加分析機関からIAEAに提出された結果は統計的に一致しており、それらの結果は、ALPS処理水の海洋放出が人や環境に対して与える放射線影響は無視できるとした2023年7月のIAEA包括報告書(注3)の結論と整合しているとしています。
2.報告書の公表
報告書(原文)は次の資料をご覧ください。
IAEA and International Laboratories Confirm Japanese Monitoring Data for ALPS Treated Water Discharge under Additional Measures | IAEA
3.参考
(注1)令和6年9月20日付 外務省報道発表
岸田総理大臣とグロッシー国際原子力機関事務局長との電話会談(外部リンク:外務省ホームページ)
(注2)令和7年2月21日付 外務省報道発表
ALPS処理水の海洋放出に関する国際原子力機関の枠組みの下での追加的モニタリングの実施(結果)(外部リンク:外務省ホームページ)
(注3)IAEA包括報告書
INTERNATIONAL ATOMIC ENERGY AGENCY, IAEA Comprehensive Report on the Safety Review of the ALPS-Treated Water at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station.(PDF : 5,454KB)
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