東光丸
農林水産大臣 大原一三 揮毫(平成8年1月18日 命名)
東光丸 主要目 |
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長さ(全長) |
86.90メートル |
配属 |
漁業取締本部 |
幅(型) |
14.00メートル |
定けい港 |
東京 |
総トン数 |
2,071トン |
従業制限(航行区域) |
第三種(国際航海) |
国際総トン数 |
2,451トン |
竣工年月日 |
平成8年5月30日 |
最大搭載人員 |
45名 |
建造所 |
住友重機械工業 |
目的・用途
本船は、漁業取締本部配属の漁業取締船で、我が国周辺水域等において、違法な操業及び漁具の設置を行う外国漁船等の指導・取締を行うことを目的にしています。
1.基本性能
- 海水の打ち込み防止を図った船首及び船尾構造を採用することにより、外洋の荒天海域においても十分な耐航性を有する船型としています。
- 良好な視界と機動性を確保した取締機能集約型船橋を採用しています。
- 日本海事協会基準に準じた耐氷構造(ID級)となっています。
2.主な設備
- フィンスタビライザー及びアンチローリングタンク
- キセノン式探照灯
- 取締兼交通艇
3.建造の経緯
漁業取締船旧東光丸は昭和46年に建造され、主として遠洋海域での国際漁業に従事する漁船の指導取締に活躍してきました。
しかし、建造以来25年が経過しているため、船体、機関及び諸設備が著しく老朽化し、遠洋海域での十分な指導取締業務が行い難くなっていたところでありました。
一方、取締対象海域は、従来からの北洋海域のみならず、国際資源管理の強化に伴い、インド洋、大西洋海域等広範囲に及んでおり、しかも最も取締の強化を要する海域は、特に荒天の多い高緯度海域となってきています。また、安全かつ円滑迅速に指導取締活動を行うために、荒天航行が可能で、良好な耐航性、復元性及び凌波性を有する船の建造が望まれていました。
このような状況から、遠洋海域での国際漁業に従事する漁船の指導取締が可能な、大型化かつ高速化した、3代目東光丸を建造しました。
2代目東光丸(1971-1996)
2代目東光丸(総トン数1,516.67トン)は、昭和46年に建造され、平成8年に現在の東光丸と交替するまで、主として遠洋海域での国際漁業に従事する漁船の指導取締に活躍しました。
お問合せ先
漁政部漁政課
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