令和7年度9月以降の遊漁によるクロマグロの採捕管理について
1.令和7年度9月以降のくろまぐろ(大型魚)の管理方法について
令和7年8月25(月曜日)に、太平洋広域漁業調整委員会、日本海・九州西広域漁業調整委員会及び瀬戸内海広域漁業調整委員会くろまぐろ遊漁専門部会第5回合同会議が行われました。その協議の結果を踏まえ、以下の方法で管理が行うこととなりました。・令和7年9月から令和8年3月までのくろまぐろ(大型魚)の各月の採捕上限を3.0トンとする。
・毎月1日から採捕解禁とする。
・遊漁者によるくろまぐろ(大型魚)の採捕が、漁獲可能量制度に基づくくろまぐろの資源管理の枠組み又は遊漁者による資源管理の取組みに支障を来すおそれがあると認めるときは、期間を定め、遊漁者によるくろまぐろ(大型魚)の採捕を禁止する旨、公示する。
2.令和7年8月におけるくろまぐろ(大型魚)の管理措置について
本年度の6月及び7月は、100kg超の大型魚の報告が多く、予想以上のハイペースで採捕数量が積み上がり、毎月5トンを大幅に上回る12トン以上となりました。太平洋クロマグロについては、WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)で決定した国際的な管理措置に基づき、厳格な数量管理を実施しています。
このうち、遊漁については、国の留保枠のうち遊漁による採捕の見合いとして60トンとしており、この60トンを厳守する必要がありますが、8月の措置については、
(ア) 残りの採捕期間での採捕数量を確保するためにも、これ以上の超過が発生しないようにしていく必要があること
(イ) 8月も北海道、東北だけでなく、これまでと同じ日本海が漁場であると見込まれたこと
(ウ) 採捕数量が6月、7月と同様のペースになると予想されたこと
等から、8月1日時点において8月4日から採捕禁止とする公示を行ったものです。
3.参考資料
○日別採捕数量等の状況(順次更新)・令和6年6月と令和7年6月の比較(PDF : 156KB)
・令和6年7月と令和7年7月の比較(PDF : 146KB)
○各月における採捕海域等の状況
【令和5年度】(令和5年4月1日~令和6年3月31日)
時期 | 4~5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9~12月 | 1~3月 | 合計 |
数量 | 5トン | 8トン | 8トン | 8トン | 5トン | 6.1トン ※1 | 37.4トン |
実績 | 4.4トン | 10.6トン | 8.1トン | 3.9トン | 4.3トン | 6トン | 37.3トン |
主な採捕海域 | J3 | J8 | J8 | J1,J9 | J1 | J1,J3 | - |
採捕禁止期間 | 4/28~5/31 | 6/18~6/30 | 7/10~7/31 | - | 11/4~12/31 | 1/24~3/31 | - |
【令和6年度】(令和6年4月1日~令和7年3月31日)
時期 | 4~5月 | 6月 | 7月 | 8~9月 | 10~12月 | 1月 | 2~3月 | 合計 |
数量 | 5トン | 7トン | 7トン | 7トン | 5トン | 5トン | ※2 | 40トン |
実績 | 8.2トン | 8.8トン | 10.2トン | 4.9トン | 4.3トン | 1.6トン | - | 37.9トン |
主な採捕海域 | J3 | J6,J7,J8 | J7,J8 | J1,J8 | J1 | J1 | - | - |
採捕禁止期間 | 4/6~5/31 | 6/5~6/30 | 7/7~7/31 | 8/5~9/30 | - | 1/9~3/31 | - | - |
【令和7年度】(令和7年4月1日~令和8年3月31日)令和7年8月22日17時00分時点
時期 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 |
数量 | 5トン | 5トン | 5トン | 5トン | 5トン | 3トン | 3トン | 3トン | 3トン | 3トン | 3トン | 3トン | |
実績 | 6.2トン | 4.4トン | 12.6トン | 12.8トン | 2.8トン | ||||||||
主な採捕海域 | J3 | J3 | J6,J7,J8 | J6,J7,J8 | J1.J8 | - | |||||||
採捕禁止期間 | 4/9~4/30 | 5/14~5/31 | 6/5~6/30 | 7/4~7/31 | 8/4~8/31 | - |
お問合せ先
資源管理部管理調整課
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