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水産庁

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(6)漁業協同組合の動向

ア 漁業協同組合の役割

〈漁協は漁業経営の安定・発展や地域の活性化に様々な形で貢献〉

漁協は、漁業者による協同組織として、組合員のために販売、購買等の事業を実施するとともに、漁業者が所得向上に向けて主体的に取り組む「浜の活力再生プラン」等の取組をサポートするなど、漁業経営の安定・発展や地域の活性化に様々な形で貢献しています。また、漁業権の管理や組合員に対する指導を通じて水産資源の適切な利用と管理に主体的な役割を果たしているだけでなく、浜の清掃活動、河川の上流域での植樹活動、海難防止、国境監視等にも積極的に取り組んでおり、漁村の地域経済や社会活動を支える中核的な組織としての役割を担っています。

イ 漁業協同組合の現状

〈漁協の組合数は939組合〉

漁協については、合併の進捗により、令和2(2020)年3月末現在の組合数(沿海地区)は939組合となっていますが、漁業者数の減少に伴って組合員数の減少が進んでおり、依然として小規模な組合が多い状況にあります。また、漁協の中心的な事業である販売事業の取扱高は近年横ばい傾向にあります(図表2-27、図表2-28)。今後とも漁協が漁業・漁村の中核的組織として漁業者の所得向上や適切な資源管理等の役割を果たしていくためには、引き続き合併等により組合の事業及び経営の基盤を強化するとともに、販売事業についてより一層の強化を図る必要があります。

図表2-27 沿海地区漁業協同組合数、合併参加漁協数及び販売事業取扱高の推移

図表2-27 沿海地区漁業協同組合数、合併参加漁協数及び販売事業取扱高の推移

図表2-28 漁業協同組合の組合員数の推移

図表2-28 漁業協同組合の組合員数の推移

お問合せ先

水産庁漁政部企画課

担当者:動向分析班
代表:03-3502-8111(内線6578)
ダイヤルイン:03-6744-2344
FAX番号:03-3501-5097