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水産庁

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開洋丸

 開洋丸 揮毫画像

農林水産大臣 近藤元次 揮毫(平成3年2月19日 命名)


開洋丸画像

開洋丸 主要目   

長さ(全長)

93.01メートル

所属

水産庁

幅 (型)

15.00メートル

定けい港

東京

総トン数

2,630トン

従業制限(航行区域)

第三種(国際航海)

国際総トン数

2,942トン

竣工年月日

平成3年7月31日

最大搭載人員

65名

建造所

三井造船

目的・用途

本船は、水産庁に所属する漁業調査船で、流氷域及び熱帯域を含む全ての海域において、各調査機器と大型表中層トロール網により、水産生物の的確な資源調査、有用生物の発掘及び資源動向に影響を与える海洋環境調査等の基礎的研究を行う大型漁業調査船です。

 

1.基本性能

  • 船首楼付全通三層甲板船で、外洋の荒天域においても十分な耐航性を有する船型としています。
  • 高性能音響機器による調査・観測が満足に行えるよう泡切れ性能の良い船底ソナー形状、船首・船尾バルブを設けています。
  • ディーゼル機関2機1軸と、推進電動機1機1軸を有し、主機関等を防振支持としました。通常航行時及びトロール作業時にはディーゼル推進とし、音響調査時には電気推進とすることで、水中放射雑音の低減を図っています。
  • 日本海事協会基準に準じた耐氷構造(IC級)となっています。 

 

2.調査研究設備

  • 研究室6室、飼育室(0~30℃)、魚倉(-40℃)、漁獲物処理場を有しています。
  • CTDオクトパス、XCTD、計量魚探、超音波多層潮流計、人工衛星データ受信装置、環境センサー付き多段開閉ネット、プランクトン計量システムを搭載しています。
  • 大型表中層トロール網、RMTネット、自動イカ釣り機

 

3.令和3年度調査航海の概要

令和3年度に本船で実施した調査航海の概要をご覧いただけます。

(1)北西太平洋さけ・ます類の分布調査
近年、小型さけ・ます流し網漁業によるサケ及びカラフトマスの漁獲量が減少しています。その理由として北西太平洋の海洋環境の変動に伴い分布が変化している可能性が指摘されています。漁獲量減少の要因を解明するため、北西太平洋におけるさけ・ます類の分布及び海洋環境の調査を行いました。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
   
採捕されたカラフトマス                                           表層トロールからの漁獲物の取り出し

(2)東シナ海の底魚類の分布生態調査
かつて東シナ海では我が国の以西底びき網漁業が広く営まれていましたが、現在では操業が減少しています。資源評価及び管理に必要な漁船から得られる情報が減少していることから、東シナ海における底魚類の資源動態把握のための調査を行いました。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
   
着底トロールによる漁獲物                                        着底トロールからの漁獲物の取り出し

(3)シラスウナギの来遊メカニズムの解明の取組

ニホンウナギの産卵場は西マリアナ海嶺にあることが知られていますが、産卵位置は南北変動をすることが分かっており、産卵位置が日本沿岸へのシラスウナギの来遊に影響を与えるのではないかと考えられています。産卵位置を特定するための調査手法の1つとして、海水からのニホンウナギ環境DNAの検出に取組みました。また、仔魚の成長・生残と餌料環境との関係を調べるため、摂餌に関する現場飼育試験を行いました。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
   
曳航式濾過器の投入                                                  IKMTネット

(4)冷水性サンゴ類等の分布調査
生態系に配慮しつつ漁業資源を持続的に利用するための国際的な議論が行われています。適切な管理措置の導入に必要な情報を収集するため、天皇海山海域において冷水性サンゴ類等の分布調査を実施しました。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
   
ドロップカメラの投入                                            確認された冷水性サンゴ類                   

(5)宝石サンゴ漁場環境調査
宝石サンゴに関する国際的な議論や適切な管理手法を検討する上で必要な情報を収集するため、琉球諸島周辺海域において宝石サンゴの分布に関する調査を実施しました。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
   
確認された宝石サンゴ群                                         ROVからの採集物の取り出し

(6)房総・常磐沖におけるシラスウナギ採集調査
シラスウナギは南方海域から黒潮に乗って北上し東アジアの成育場へと来遊することが知られていますが、日本周辺での接岸生態は未だ不明です。日本周辺に来遊したシラスウナギの接岸生態を解明するために、房総・常磐沖でシラスウナギの分布調査を行いました。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
   
採捕されたシラスウナギ                                             MOHTネットからの漁獲物の取り出し

(7)北西太平洋冬期サンマ産卵場調査
サンマの主な産卵期は冬ですが、海況の影響から調査実施は困難であり冬のサンマの生態に関する知見は不足しています。サンマの主産卵期である冬期にサンマの成熟状態、仔稚魚の分布等を明らかにすることを目的としてこれまで十分に調査の行われてこなかった海域で調査を行いました。

詳細は以下のリンクからご覧ください。
   
時化の中の操業                                                      揚網中の流し網と漁獲物

過去の調査結果はこちら



 

初代開洋丸(1967-1991)

初代開洋丸画像 旧開洋丸(総トン数2,644トン)は、昭和42年に建造され、平成3年に現在の開洋丸と交替するまで、北洋から南氷洋までの世界の全水域において、漁業調査を実施し、遠洋漁業の発展のため新漁場開発に数々の実績をあげました。

 

 


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お問合せ先

漁政部漁政課

担当者:船舶班
代表:03-3502-8111(内線6515)
ダイヤルイン:03-3501-9562

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