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プレスリリース

「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第91回会合(特別会合)」の結果について

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平成29年2月11日
水産庁

平成29年2月7日(火曜日)から2月10日(金曜日)まで、ラホヤ(米国)において「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第91回会合(特別会合)」が開催され、東部太平洋のまぐろ資源の保存管理措置につき議論が行われました。

1.全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)について

「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC *)」は東部太平洋のかつお・まぐろ類資源の長期的な保存及び持続的な利用の確保を目的とする地域漁業管理機関です。
*IATTC: Inter-American Tropical Tuna Commission

2.開催日程及び場所

日程:平成29年2月7日(火曜日)~2月10日(金曜日)
場所:ラホヤ(米国)

3.参加国・地域

日本、韓国、米国、カナダ、EU、中国、フランス、コスタリカ、パナマ、エルサルバドル、グアテマラ、エクアドル、メキシコ、ニカラグア、ベネズエラ、ベリーズ、台湾、ペルー、コロンビア(17ヶ国+EU、台湾)

4.我が国出席者

田中 健吾(たなか けんご) 水産庁 資源管理部参事官(我が国代表)ほか、水産庁及び関係業界の関係者

5.結果概要

メバチ・キハダの保存管理措置について、現行の保存管理措置(*)から、まき網漁業の禁漁期間を拡大(62日⇒87日)すべきとのIATTC科学事務局の勧告を基に議論されましたが、禁漁期間の拡大については合意が得られなかったため、我が国の提案に基づき、2017年については、(ア)禁漁期間を含め現状維持、(イ)まき網漁業のうち一部の漁法に新たに漁獲上限を導入、(ウ)本年5月に行われる資源評価結果を踏まえ、7月の次回会合(バヌアツ)で措置の見直しを行う、とする保存管理措置が採択されました。

*メバチ・キハダの主な保存管理措置(2016年)
(ア)まき網漁業:62日間の全面禁漁。沖合特定区での1ヶ月禁漁。
(イ)はえ縄漁業:国別メバチ漁獲枠の設定(我が国漁獲枠は32,372トン)。

なお、太平洋クロマグロの保存管理措置(2017年・2018年)については、昨年10月に合意済みで、主な措置は以下のとおりです。
(ア)商業漁業については、2017年及び2018年の年間漁獲上限3,300トンを原則とし、2年間の合計が6,600トンを超えないように管理する。
(イ)30キロ未満の漁獲の比率を50パーセントまで削減するよう努力する。

6.条約水域における我が国漁船の操業状態

2014年ははえ縄船約80隻が、メバチ13,468トン、キハダ2,652トンを漁獲。(太平洋クロマグロの漁獲はない)

7. その他

(参考)
・平成28年6月24日付けプレスリリース「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第90回会合(年次会合)」の開催について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/160624.html
平成28年7月2日付けプレスリリース「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第90回会合(年次会合)」の結果について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/160702.html
平成28年10月7日付けプレスリリース「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第90回会合(再開会合)」の開催について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/161007_1.html
平成28年10月15日付けプレスリリース「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第90回会合(再開会合)」の結果について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/161015_1.html
平成29年2月6日付けプレスリリース「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第91回会合(特別会合)」の開催についてhttps://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/170206.html


<添付資料>
全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)

お問合せ先

資源管理部国際課

担当者:富永、小川
代表:03-3502-8111(内線6745)
ダイヤルイン:03-3501-3861
FAX番号:03-3504-2649