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プレスリリース

太平洋クロマグロ2016年及び2017年生まれの加入量水準情報(2017年10月)について

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平成29年10月20日
水産庁
太平洋クロマグロの加入量水準について、2016年生まれの情報(第4報(最終))及び2017年生まれの速報(第1報)を公表いたします。

概要

水産庁は、2013年7月及び2014年7月の北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)の勧告(注1)に基づき、国立研究開発法人 水産研究・教育機構と協力し、太平洋クロマグロの加入(注2)動向を迅速に把握するためのモニタリングを強化しています。2014年から、その年に生まれた太平洋クロマグロの加入量水準について、モニタリングで順次得られるデータに応じて、概ね10月、12月、翌年5月を目処にモニタリングに基づく速報を公表するとともに、翌年10月を目途に過去のデータと比較した推定結果を公表しています(注3)。今回は、2016年生まれについての加入量水準の推定結果及び2017年の南西諸島海域生まれについての加入量水準の速報です。


(注1)ISCの管理勧告(抜粋) 「親魚資源量が低水準にあること及び加入の不確実性を考慮し、加入動向を迅速に把握するための、加入モニタリングを強化すべき。」
(注2)生まれた個体が成長、生残して新たに漁業の対象に加わること。太平洋クロマグロでは、ふ化後2~3ヶ月、体長20センチメートル程度から漁業の対象となる。
(注3)太平洋クロマグロの加入量情報更新の流れについては、添付資料を御覧下さい。

2017年10月時点の推定加入量水準


「2016年の加入量は、過去36年間の平均をやや上回る水準であると考えられる。」
(2016年生まれ群の長期加入量指標は、1980~2015年の平均を上回った。)

「2017年の南西諸島海域生まれの加入量は、モニタリングを開始した2011年以降では比較的高い水準である可能性が高い。」
(2017年の南西諸島海域生まれ群の漁獲努力量あたり漁獲尾数(CPUE)は、2011~2016年平均の198%、前年比174%であり、2011年以降最も高かった。) 


詳しい内容については水産研究・教育機構作成の添付資料を御覧ください。
なお、2017年生まれの次回の速報は本年12月頃を予定しています。

<添付資料>
太平洋クロマグロ2016年生まれ 加入量モニタリング情報(第4報 2017年10月)(PDF : 103KB)
太平洋クロマグロ2017年生まれ 加入量モニタリング速報(第1報 2017年10月)(PDF : 209KB)
太平洋クロマグロ(20xx年生まれ)の加入量情報更新の流れ(PDF : 297KB)

(参考)
平成29年5月26日付けプレスリリース「太平洋クロマグロ2016年生まれの加入量水準速報(2017年5月)について」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/170526.html

平成28年12月16日付けプレスリリース「太平洋クロマグロ2016年生まれの加入量水準速報(2016年12月)について」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/161216_30.html

平成28年10月28日付けプレスリリース「太平洋クロマグロ2015年及び2016年生まれの加入量水準情報(2016年10月)について」

https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/161028_29.html

お問合せ先

増殖推進部漁場資源課
担当者:川端、河上、上野
代表:03-3502-8111(内線6803)
ダイヤルイン:03-6744-2380
FAX:03-3592-0759

(モニタリングの内容について)
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 国際水産資源研究所
くろまぐろ資源部 岡本、境、中塚
電話:054-336-6032