養殖業における生産委託について

養殖業成長産業化に当たっては、定質・定量・定時・定価格な生産物を提供できる養殖業の特性を活かし、需要に応じた養殖品目や利用形態の質・量の情報を能動的に入手し、需要と生産サイクルに応じた計画的な生産を図りながら、プロダクト・アウト型から、「マーケット・イン型養殖業」へ転換していく必要があります。
マーケット・イン型養殖業の実現のため、生産技術や生産サイクルを土台にし、養殖経営体は、餌・種苗等、加工、流通、販売、物流等の各段階が連携や連結しながら、それぞれの強みや弱みを補い合って、養殖のバリューチェーンの付加価値を向上させる取組が求められており、養殖経営体の成長には、外部資金や技術導入等も図る必要があります。
こうしたマーケット・イン型養殖業への転換に向けた取組事例があるなかで、都道府県等から、養殖業における委託⽣産の取扱いについて問合せをいただくことがあることから、今般、養殖業における委託⽣産の取扱いを整理し、次のとおり都道府県に通知しました。